2点接点構造とは?
イリソ電子工業の2点接点構造は、同一線上に2つの接点を持つコネクタの構造のことを指します。1つの端子に2つの接点を設けることで、コネクタの接触信頼性向上を図ります。
コネクタの種類によって得られるメリットは異なり、FPC/FFC用コネクタでは冗長接続による導通安定化、基板対基板コネクタでは冗長性に加えて異物除去(セルフクリーニング)の効果が期待できます。
FPC/FFC用コネクタにおける2点接点構造
FPC/FFC用コネクタでは、2点接点構造は主に冗長接続を目的として採用されています。 2つの接点を設けることで、一方の接点に接触不安定が生じた場合でも、もう一方の接点で導通を確保しやすくなり、接続の安定化に寄与します。
FPC/FFCは薄く柔軟な導体を接続対象とするため、安定した接触状態を確保するうえで、端子構造の工夫が重要です。 2点接点構造は、そのような用途において接触信頼性を高める有効な手法のひとつです。
FPC/FFC用コネクタで2点接点構造を採用するメリット
FPC/FFC用コネクタで2点接点構造を使用することで、様々な問題解決が可能となります。
- 冗長接続により、導通の安定性が向上します。
- 薄く柔軟な導体に対して、安定した接触状態を確保します。
- 導通安定性の向上により、歩留まり改善とコスト低減に貢献します。
基板対基板コネクタにおける2点接点構造
基板対基板コネクタでは、2点接点構造は冗長接続に加え、異物除去(セルフクリーニング)の効果を重視して採用されています。
当社の2点接点構造は、同一線上に2つの接点を配置している構造を指します。
異物除去(セルフクリーニング)とは
コネクタの端子が嵌合時に擦れ合うことで、異物や酸化被膜を除去する効果のことです。この作用はワイピングと呼ばれます。
相手側端子に異物が付着している場合でも、1つ目の接点で異物を除去し、2つ目の接点でより良好な接触面に導通を確保します。これにより、微小異物の影響を受けにくい安定した接続が可能になります。
基板対基板コネクタで2点接点構造を採用するメリット
基板対基板コネクタで2点接点構造を使用することで、様々な問題解決が可能となります。
- 2点接点により、接続の安定性向上に貢献します。
- 汚れの発生しやすい環境下でも嵌合時に異物の除去を行います。
- 異物起因の接触不良の低減を通じて、歩留まり改善とトータルコストダウンに寄与します。
- ロボット組立による自動化に貢献します。
2点接点コネクタ紹介動画
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